防災の日にちなんで―健康を考える

災害に備える第一歩は“健康な身体”から
近年、日本各地で地震や大雨などの自然災害が頻発しています。突然の避難や、ライフラインが途絶えるような生活の変化は、私たちに大きな負担をもたらします。非常食や水、防災グッズを備えておくことはもちろん大切ですが、実は「健康な身体をつくっておくこと」も災害への大事な備えのひとつなのです。
災害時の避難生活は、普段とは全く異なる環境です。慣れない寝具や限られた食事、さらには不安や緊張によるストレスで、心身のバランスを崩しやすくなります。体力が落ちていれば小さな不調が大きな病気につながることもありますし、持病があると薬や医療が十分に受けられない場面で深刻な状況になる可能性もあります。だからこそ、普段から体力をつけ、健康を維持しておくことが、非常時に自分や家族を守る大切な土台になります。
私自身、耳つぼダイエットを通して体重−17kg、ウエスト−17.8cmを改善し、おへそ周りも−10.8cmになりました。以前より体が軽く動きやすくなり、階段の上り下りや荷物を持つことも楽になりました。看護師さんから「健康的になりましたね」と褒めていただいた時は、本当に嬉しく、自分の身体を整えることの大切さを実感しました。
そして、私が強く思うのは「健康であれば、人を助けられる側に回れる」ということです。災害時、自分の体調が不安定なら助けを求める立場になります。しかし、健康な身体があれば、避難所で困っている人を支えたり、重い荷物を運んだり、声をかけて安心させてあげたりすることもできます。これはとても心強く、人生をより前向きに生きる力にもなります。
災害に備えるための準備は、食料や防災グッズだけでは不十分です。日頃から栄養バランスの整った食事を心がけ、適度な運動を続け、規則正しい生活を意識していくことが、いざという時に役立つ「最大の防災グッズ」になります。
「健康も防災のひとつ」――この考え方を大切にしながら、日々の生活を整えていきましょう。それは未来の自分を守ること、そして大切な人を守る力につながるのです。